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10万人の熱狂に包まれたジャパンカップで、
ロンジンが刻んだアーモンドアイの「偉業」。
posted2018/12/07 11:00
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Kiichi Matsumoto
愛らしい目をした3歳牝馬が、衝撃的な世界レコードを叩き出した。「2:20.6」という数字が、ゴール横に設置されたロンジン社製の大型デジタルウオッチに表示されると、10万人近くを呑み込んだスタンドがどよめきに包まれた――。
2018年11月25日、東京競馬場の「チャンピオンディスタンス」と呼ばれる芝2400mを舞台に、「ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞 第38回ジャパンカップ」(国際招待競走、3歳以上GI)が開催された。
ジャパンカップは2014年からスイスの時計ブランド・ロンジンとパートナーシップを結んで実施されている。日本のみならず、世界の競馬ファンにとって、ロンジンはおなじみのブランドである。というのは、年に2回発表される、世界中の競走馬の強さを数値化した「ロンジンワールドベストレースホースランキング」が、つねに大きな注目を集めているからだ。2014年にジャスタウェイが日本馬として初めて単独トップにランクされたことは記憶に新しい。
また、長年競馬の発展に貢献してきた関係者に贈られる「ロンジンIFHA国際功労賞」を、2017年に武豊が受賞したことも大きなニュースになった。
今年のジャパンカップも、ロンジンのブランドカラーによって華やかに彩られたなか、行われた。