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錦織圭も復帰舞台とした下部大会。
直面する日本開催減の危機とは? 

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山口奈緒美

山口奈緒美Naomi Yamaguchi

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photograph byHyogo Tennis Association

posted2018/11/24 09:00

錦織圭も復帰舞台とした下部大会。直面する日本開催減の危機とは?<Number Web> photograph by Hyogo Tennis Association

今年の兵庫ノアチャレンジャーの表彰式。こういった下部大会の存在はテニス選手にとって貴重である。

慶應チャレンジャーという好例。

 開催費用は、同じ5万ドルの大会でも環境によって相当異なり、たとえば慶應チャレンジャーのように慶應大が自前でコートやマンパワーを確保できれば費用を抑えられる。

 日本テニス協会の福井烈専務理事は以前、「各大学との連携も強めて、(チャレンジャー大会新設は)我々の大きなミッションとして取り組んでいます」と語気に力を込めていた。

 テニス界は来年、下部ツアーの構造が大きく変わる。デビスカップも改変どころか別物になる。激動の年になるだろう。あらゆるステージで、生き残る者と取り残される者が残酷に振り分けられていく。

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