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連覇目前、“ドSな川崎”の動力源。
前門の虎・憲剛と後門の狼・守田。 

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北條聡

北條聡Satoshi Hojo

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posted2018/11/09 11:30

連覇目前、“ドSな川崎”の動力源。前門の虎・憲剛と後門の狼・守田。<Number Web> photograph by AFLO

連覇が目の前に見えた川崎。チームの顔は中村憲剛だが、その後ろで支える守田英正の働きも渋く光る。

しかも、忖度上手。

 しかも、忖度上手。時と所と場合をわきまえながら、先輩ぞろいのアタック陣にボールをつける。相方の大島僚太がたびたび前線まで攻め上がり、決定機に絡めるようになったのも、留守を預かる守田への信頼があるからだろう。まさに、いいこと尽くめだ。

 こうして重鎮の中村がトップ下に専念する環境が整い、一撃必殺のキラーパスを連発する好循環。もう、どうにも止まらないわけである。今季はチャンスの場面でやや決め手を欠く嫌いがあったものの、他クラブからすれば、それも贅沢な悩みか。

 31節を終えて失点24はJ1最少。得失点差28は断トツだ。総得点(52点)こそ2位だが、1位の横浜F・マリノスとの差はわずか1。中身はもとより、数字自体もJ1最強を名乗るにふさわしい。その動力源として、あの「虎と狼」がいるわけだ。

 早ければ、今週末(アウェーのC大阪戦)にも連覇が決まる。そこで、きっちり決めてきますよ――とは中村の弁。猛虎襲来、王者へ狼煙。二門をそろえた狼虎フロンターレの勢いは、もはや止まりそうにない。

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