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「新しい地図」連載第1回記念。
はみ出しトーク&フォト公開! 

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川村由莉子(Number編集部)

川村由莉子(Number編集部)Yuriko Kawamura

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2018/08/30 15:45

「新しい地図」連載第1回記念。はみ出しトーク&フォト公開!<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

ブラインドランナーの道下美里さん(左)、伴走者の河口恵さんが使うロープを握る3人。

香取「少し焦り始めているんです」

 本連載は2020年まで続いていくが、“2年”という数字は長いようで短い。

 4年に一度の大舞台は思いのほか、あっという間にやってくる。

 平昌パラリンピックを現地で観戦した香取さんからは、こんな言葉が飛び出した。

「2020年までに皆さんにパラ競技の魅力を伝えきれるのか、少し焦り始めているんです」

 香取さんには誌面では、現地で感じた衝撃やそこから生まれた思い、そしてその経験を2020年に向けてどう活かしていくことができるのか、熱く語っていただいた。

「僕に何ができるかなと考えたら、SNSが使えるなと。そうした場所で積極的に発信していきたいです」(香取さん)

 道下選手から3人へこんな質問も。

「『みんなのメダルプロジェクト』ってご存知ですか?」

国民参画型の公式プロジェクトとは?

 3人は「知りません」と声を揃えた。

「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」とは、東京2020オリンピック・パラリンピック大会で選手に授与される約5000個の金・銀・銅メダルを、全国各地から集めたリサイクル金属で作るという国民参画型の公式プロジェクトだ。

 東京2020大会をきっかけに、持続可能社会の仕組みを作る取り組みで、実現すればオリンピックで初となる。

 だが、全てのメダルを作るにはあと約6トン集める必要があるとのこと。

 現在も、使わなくなったスマートフォン、パソコン、デジタルカメラ等の小型家電を全国の郵便局や自治体などが回収しているものの……やや苦戦中だ。

【次ページ】 稲垣「これからは捨てずに回収ボックスに」

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