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G1優勝の棚橋弘至、充実した暑い夏。
オカダ・カズチカに勝つという決意。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2018/08/17 15:00
まさに決死! コーナーポストから場外の飯伏幸太に飛んでみせた棚橋弘至。
オカダと……次は棚橋が勝つ番だ!
去る5月4日には、福岡でオカダのIWGP王座に挑んだが、もう一歩のところで負けている。8月10日の日本武道館でのG1公式戦では、オカダと引き分けることによって優勝決定戦に進むことができた。
だから、次は勝つ番だ、と棚橋のイメージは膨らむ。
棚橋は1・4東京ドームのメーンイベントにずっとこだわってきた。
オカダは強い。そんな強者を相手に指名することは、1・4東京ドームのメインイベントを失うことになるかもしれない大きなリスクを自ら背負うことになるのを、棚橋も自覚している。
それでも、オカダに勝たなくては、“次の棚橋弘至”が見えてこないのだ。