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夢のオールスター同行記。失意の
中田翔を救った熊本のおばあさん。

posted2018/07/20 11:00

 
夢のオールスター同行記。失意の中田翔を救った熊本のおばあさん。<Number Web> photograph by Kyodo News

8年連続8度目の出場となった中田翔は第1戦、全パの4番として先発出場したが、第1打席の死球で交代。熊本の第2戦は出場しなかった。

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高山通史

高山通史Michifumi Takayama

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Kyodo News

 夏の野球の主役である高校球児たちは炎天下の中、各地で躍動している。

 そこに原点があるプロ野球選手たちも、いわゆる後半戦といわれる節目に突入した。

 プロ野球界、公式戦の前半戦と後半戦。その分岐点はオールスターゲームである。

 7月13日に第1戦が、オリックス・バファローズの本拠地の京セラドーム大阪で開催。翌日の第2戦は、熊本県のリブワーク藤崎台球場が会場だった。2年前の熊本地震から、まだ復興途上にある当地での意義ある開催だった。

 日本列島、各地で酷暑が深刻である。アスリートではないが、43歳のおじさん広報も例外ではなく心身に堪える。

 暑苦しい主義・主張を傍らに置く。閑話休題。熱気ゼロ、初めてのオールスター同行記で暑気払いといきたい。広報へと転身して2年目で、初参戦の祭典である。

選手は開催中、本業以外も多忙である。

 今回、北海道日本ハムファイターズから選出されたのは4選手だった。中継ぎ陣の大黒柱の宮西選手とキャプテン中田選手、若手からは上沢選手と近藤選手。私はオールスター前日、ファイターズからは、ほかトレーナーとマネジャー1名ずつ。計7人で参戦である。

 私はオールスター前日の7月12日。空路、北海道から大阪へと向かったのである。いつものチーム帯同とは違う、一人旅。仕事ぶりがスーパーなマネージャーに組んでもらった旅程に沿って、大阪市内の宿舎へ夕刻にチェックイン。夕食を済ませて翌日からの本番へ向け、ベッドに身を預けたのである。

 選手は開催中の2日間、本業以外にも多忙である。第1戦の7月13日、試合開始は午後7時。公式戦の期間中であれば、心身を休めている午前8時40分。近藤選手と同宿のホテルのエントランスで、待ち合わせをした。日本野球機構(NPB)から依頼を頂戴した企画に、稼動協力するためである。同じ大阪市内の別のホテルへとタクシーに同乗。約20分間で、その任務を遂行した。

【次ページ】 インスタ用の写真撮影などの任務を。

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