サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
W杯直前まで両国共に最悪のはずが……。
日本「突破」、韓国「敗退」の理由。
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph byGetty Images
posted2018/06/30 11:00
主審の笛が吹かれた瞬間……前回王者ドイツのグループリーグ敗退が決まり、韓国代表は見事に“事故”(本文参照)を起こした。
W杯までの4年間は、2つのフェーズに分けられる。
日本がいかに「落ち着いた心理状況」が好きでも、「準備過程の安定」「チームの仕上がりの良さ」は本大会での成績を保証するものではない。そういうことを再認識する大会でもある。
予想を大外しした者として、西野ジャパンがこの先大会で1戦でも多く戦うことを願う。
いっぽうでこの先、W杯までの4年間の使い方は考え直すべきだと考える。はっきりと2つのフェーズに分けて考えるべきではないか。1つ目は「最終予選突破」。何はともあれ、ワールドカップ出場権を得る。その後、「本大会への準備」を考える。4年間安定していれば、本大会でもいい結果が出るという考えは変えていくべきだ。
監督解任、大批判、おおいに結構。もはや問題が起きることを恐れるべきではないのだ。三浦知良はいう。「無理をしないと、無理が利かなくなる」。問題に処したほうが、きっと強くなれる。