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大谷翔平、岩隈久志らが要求される
「ストロング・フィニッシュ」とは。
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byKyodo News
posted2018/06/28 17:00
岩隈は13日にフリー打撃に登板。昨秋手術した右肩の調子を見て、今後は実戦での登板を予定している。
復帰は、チームにとっては補強と同じ。
特に、ポストシーズンの戦いぶりは、ファンへのインパクトも強く、1988年のワールドシリーズでドジャースのカーク・ギブソンが放った「代打逆転ホームラン」などが今でも伝説になるなど、後年になっても語り草となるほどだ。
実際、地区首位を走るヤンキースをはじめ、カブス、ドジャース、エンゼルスは、いずれもプレーオフ進出を狙える位置につけており、後半戦の戦いはより重みを増す。好調マリナーズにしても、右肩痛で離脱中の岩隈久志を後半戦の貴重な戦力として見込むなど、故障中の選手の復帰は、実質的な「補強」と等しく考えられている。
ダルビッシュ、田中、大谷、岩隈らはいずれもチームに不可欠な存在だけに、故障が完治し、持っている力を発揮すれば、勝利に貢献できることは言うまでもない。
終盤戦へ向けて、尻上がりに調子を上げて、最終的に「ストロング・フィニッシュ」――。
離脱した空白を取り返す時間は、まだまだ十分に残されている。