「現時点ではドイツがNo.1だと思う」

――現在、世界で最もバランスのとれたチームであると言えますか？

「そう宣言するために、是非とも世界チャンピオンになる必要がある。現時点ではドイツがNo.1だと思う。レーブがどの選手を交代しても、チームはまったく変わることなく機能しているだろう」

――あなたに答えにくい質問をします。マルセロをどう評価しますか？

「（微笑みを浮かべて）世界最高の選手（サイドバック）、それだけさ。僕に彼のテクニックがあったら、毎年のように何かの個人賞を貰っていただろう。

　彼を見ていると、『どうして現役時代にもっとテクニックを磨く練習をしなかったのだろう』と後悔ばかりが募るよ。僕には爆発力はあったけど、ジズー（ジダン）のような最高クラスの選手が傍に必要だった。マルセロはすべてをひとりですることができる」

「ネイマールは世界最高のクラブでプレーすべき」

――リーグアンのブラジル人についても少し話しましょう。つまりネイマールですが。

「PSGに行って良かったと思う。世界最高の選手となるためには、メッシのいるバルサを離れなければならなかった。メッシとクリスティアーノが好調を維持する限り、彼はずっとNo.3に甘んじるしかないわけだから」

――怪我についてはどうですか。

「受け入れるしかないだろう。ブラジル人は信心深いから、ああいう怪我は決して偶然ではないと考える。何かがあったから、神が『気をつけろ』と警告しているのだと。

　これからのネイマールは、プロ意識を高く持ってサッカーに集中し、身体を気に懸けるようになるだろう。PSGでもセレソンでも、自分が中心であることをよく分かっているからね。負傷もポジティブな面を考えた方がいい」

――契約終了前に彼がPSGを離れることもあると思いますか？

「あるだろう。ネイマールは世界最高のクラブでプレーすべき選手だから」

――世界最高のクラブとは？

「もちろんここレアル・マドリーだ。彼は選手としてさらなる成長が必要で、それを実現できるのはレアルだけだからだ」

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