プロ野球列島改造論BACK NUMBER
今季の阪神の開幕はちょっと違う!?
そして、あえて言う「頑張れ高木京介」。
posted2018/03/27 07:30
text by
ダンカンDankan
photograph by
Kyodo News
「もう50年も経験してるんだから、その小学生の遠足の前夜みたいなドキドキからいい加減卒業しなさい!」と周囲から言われても、間もなくプロ野球が開幕すると思うと、胸はワクワクとハラハラでキュッと痛くなり、期待と不安で喉はカラカラ。ま、これも野球ファンならではの「シアワセ」なのかも……。
野球ファンにとってそれは毎年のことだけれども、阪神ファンにとって今年は特に開幕に対する期待と不安が増しているのではないかと思うのだ。
OP戦首位の巨人と最下位の阪神。
少し説明しよう。
3月30日金曜日、阪神の開幕戦は永遠のライバル巨人である。
さらにたかがオープン戦とはいえその巨人が10勝4敗の首位、一方阪神は2勝10敗1分の12球団最下位(3月21日現在)。
開幕前から……阪神ファンは苦汁の大ジョッキを飲まされているのである!
そんなイライラした状況の中、3月19日に開催された阪神の開幕直前のイベント「ファンミーティング」において虎の将金本監督が「絶対に負けたくないチームは?」の質問に「巨人ですね。巨人さんの方は阪神のことを何とも思っていないと思いますが、阪神ファンはものすごく意識している。あくまでファンを代表して言わせてもらいます」とまさに虎党の心の声を代弁してくれたのだ。
これでこの開幕に燃えなきゃ、阪神ファンがすたるってもんよ!