話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
名波、森保両監督が「待ってるぞ」。
小川航基、膝の恐怖を消すために。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE PHOTO
posted2018/02/12 07:00
磐田、東京五輪の得点源として期待を一身に背負う小川。だからこそ焦らず、全快の形でピッチに戻ってほしい。
五輪代表の森保監督からも「待ってるぞ」。
町田戦は、東京五輪代表を率いる森保一監督が視察に訪れていた。
1月のU-23アジア選手権に出場した伊藤洋輝は、それもあって気合十分のプレーを見せた。その伊藤の姿を見て、小川も感じることがあったようだ。
「あの大会で、みんなが活躍している姿や自分がいない代表を見て悔しいというか、やっぱり代表でプレーしたいと思いましたね。堂安(律)とも連絡を取り合って『また一緒にやりたいな』っていう話もしているんで、早く戻りたいですね。そのためにも完全復帰してジュビロで結果を出していかないといけないと思っています」
森保監督から「待ってるぞ」と声をかけられたのも、小川にとっては嬉しかっただろう。
これから東京五輪に向けて、チームは堂安や久保建英、市丸瑞希ら主力組が合流し、2年後の本番に向けてピッチを上げていく。もちろん小川もそうだ。
小川にとっては磐田、五輪代表ともにレギュラー獲りに挑む大事なシーズンになる。