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15歳ザギトワが女王メドベデワ下す!
フィギュア欧州選手権でロシア席巻。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byISU via Getty Images
posted2018/01/22 17:00
欧州選手権の女子シングル表彰台。左から、銀のメドベデワ(ロシア)、金のザギトワ(ロシア)、銅のコストナー(イタリア)。
フェルナンデス、史上初の選手権6連覇を果たす。
男子では、スペインのハビエル・フェルナンデスが6年連続となるタイトルを手に。
1969年から73年まで5連覇した、チェコスロバキアのオンドレイ・ネペラの記録を破った。
SPではトウループとサルコウの4回転を成功させて、103.82と2位に12ポイント以上の差をつけてリード。フリーでは後半でジャンプミスもあったものの、やはり2度の4回転と2度の3アクセルを成功させて総合295.55と、シーズンベストスコアを出した。
「もちろん勝ちたいと思って来たけれど、どのような戦いになるかはわからなかった。欧州選手権は、とても重要な大会。オリンピックまでまだ数週間あるので、100%の体調で挑んで、シーズンベストの演技を見せたい」とフリー後の会見で語った。
今シーズンで競技引退の可能性が高いフェルナンデスにとって、おそらく今回が最後の欧州選手権になる。
フェルナンデスと競った、アリエフ2位、コリヤダ3位。
この大会でフェルナンデスの最大のライバルになると見られていたロシアのミハイル・コリヤダはSPでのジャンプの失敗が響いて、昨年と同じ総合3位に終わった。
「昨年と同じように結果は悪くないけれど、演技の内容には満足していない。でもこれがもっと成長するモチベーションになると思う」と会見でコメントした。
2位に入ったのは、同じくロシアの18歳、ドミトリー・アリエフ。
SP、フリーともに大きなミスなく滑りきって初の欧州選手権メダルを手にした。