プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
1.4東京ドーム前哨戦の果てに……。
IWGP王者オカダ・カズチカの焦り。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2017/12/08 08:00
内藤にガッチリ決まった“コブラホールド”。オカダの新技は、なかなかどうして相当なダメージを負わせるようだ。
「いま彼は、オレの存在の巨大さに、ビビっている」
内藤が言うように、オカダがドームまで1カ月以上あるタイミングで新技を試したのは、解せないものがある。
オカダはかなりの自信があるのか?
本当にあせっているのか?
内藤は言葉の追い打ちをかけた。
「レベルが違うんでしょう。強すぎるんでしょう。だったら、タッグチームも、もっと勝利に導いてみろよ。
かつて、オレにとってオカダは巨大な敵だったよ。どうやったら彼に並べるのか、どうしたら彼を超えられるのか、まったくわからなかった。でも、4年経った今は、立場は逆転してしまったんじゃないのかな。いま彼は、オレの存在の巨大さに、ビビっているんじゃないの」
あせっているチャンピオン、オカダ。
あせっているように見えるオカダ。
オカダはしっかり内藤にコブラホールド対策を研究させておいて、もしかしたら、それ以上の新兵器をまだ隠し持っているのかもしれない。