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秋の叙勲に“白覆面の魔王”。デストロイヤーとの思い出。~プロレスラーが国から功績を称えられるなんて~ 

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門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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posted2017/12/05 10:00

秋の叙勲に“白覆面の魔王”。デストロイヤーとの思い出。~プロレスラーが国から功績を称えられるなんて~<Number Web> photograph by KYODO

力道山との死闘などで日本中を沸かせたデストロイヤー。叙勲の報せを受け、産経新聞のインタビューに「最高だ」。

「デストのお父さん、おめでとう」

 思わず、秋の夜長に祝杯をあげた。

 秋の叙勲で“白覆面の魔王”ことザ・デストロイヤー(本名リチャード・ベイヤー=87歳)が旭日双光章を受章したことだ。

 正直、驚いた。プロレスラーが国からその功績を称えられ、叙勲を受けたというのは、筆者の記憶にない。力道山、ジャイアント馬場も「本当によかった」と、天国でお祝いしてくれているはずだ。

 デストロイヤーの初来日は1963年5月。ヒールの大先輩キラー・コワルスキーの横っ面を平手打ち。同24日、東京体育館での力道山との一騎打ちでは、足4の字固めという強力な得意技を武器に28分15秒、レフェリー・ストップの引き分けという大死闘をやってのけ、お茶の間のファンを釘付けに。鮮烈なデビューで、日本テレビ金曜8時のプロレス放送を占拠した。力道山戦の番組視聴率は64%、今では考えられない数字である。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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