プレミアリーグの時間BACK NUMBER
イングランド代表の世代交代が強烈!
原石の目標はロシア以上に“5年後”。
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byGetty Images
posted2017/11/19 09:00
ロシアW杯ではポット2に入ることが決まったイングランド代表。日本にとってライバルになる可能性もある。
2022年W杯へ向けた“若き獅子”の研鑽の場に。
ついにA代表のピッチでも目撃されたイングランドの新たな未来を、短期的な視野で打ち消してはならない。そもそも、育成改革の成果が成功として確認されるべきターゲットは、2022年W杯に設定されている。'18年大会では、そのプロセスの一環として、4年後には20代後半になる顔ぶれが多い“ヤンガー・スリー・ライオンズ”に、W杯本大会という最高レベルの実戦経験を積ませることを重視すべきだ。
その算段があるはずのサウスゲートは、ロシア大会での成功を計る尺度を問われると、「イングランド国民が代表に誇りを感じてくれること」と答えている。その顔ぶれと戦い方によっては、仮に大一番でネットを揺らせずに終わっても、それは可能だ。
国民に希望を与えた今回の2試合がそうであったように。