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イングランド代表の世代交代が強烈!
原石の目標はロシア以上に“5年後”。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2017/11/19 09:00

イングランド代表の世代交代が強烈!原石の目標はロシア以上に“5年後”。<Number Web> photograph by Getty Images

ロシアW杯ではポット2に入ることが決まったイングランド代表。日本にとってライバルになる可能性もある。

守備力、ビルドアップ能力を兼備するストーンズ。

 とはいえ磨けば光る複数の「トップクラスの原石」が代表戦のピッチにも現れたのは、イングランドにとって何よりも大きい。2試合にフル出場し、今回の“マン・オブ・ザ・代表ウィーク”とも呼べるジョン・ストーンズがその象徴だ。

 ブラジル戦では、3バック中央で攻撃の芽を摘むストーンズの守備が抜群だった。前半は完全な劣勢で5バック状態で守らざるを得なかったが、裏を取られたのは1度だけ。それも、ネイマールらしい巧みなパスに走り込んだジェズスがオフサイドを取られた場面だ。

 移籍2年目のシティでも成長は確認されていたが、いよいよ、クラブの垣根を超えたレベルで成長している事実が認められるようになった。得意の足元も機を見て披露されており、ブラジル戦終盤には後方で冷静にボールをつないでみせた。

 ポゼッションを有効に活用する現体制のイングランドにおいて、ストーンズが要であることは間違いない。

バーディーvs.ラッシュフォードのレギュラー争い。

 11月15日、ラジオ局「トーク・スポーツ」では、イングランドはロシアでの本番にも若手主体で臨むべきか否かが論じられていた。筆者は「臨むべき」とする意見に賛成だ。

 ロシアのピッチでゴールを守るのは30歳のジョー・ハートではなく、ドイツ戦で好セーブを披露した23歳のジョーダン・ピックフォード(エバートン)が妥当だろう。ストーンズを中心とする3バックの一角には、31歳のケーヒルの代わりに24歳のハリー・マグワイア(レスター)か、さらに若いゴメスがいてもよい。

 23歳のエリック・ダイアーとともにコンビを組む中盤センター候補には、ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)より6歳若い、21歳のウィンクスという選択肢がある。24歳のエース、ハリー・ケイン(トッテナム)の相棒は、30歳のジェイミー・バーディー(レスター)よりも、10歳若いラッシュフォードが有力と思われる。

【次ページ】 2022年W杯へ向けた“若き獅子”の研鑽の場に。

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