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日本のS級は欧州では無価値なのか。
藤田俊哉が考えるライセンス問題。 

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藤田俊哉

藤田俊哉Toshiya Fujita

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posted2017/08/31 11:30

日本のS級は欧州では無価値なのか。藤田俊哉が考えるライセンス問題。<Number Web> photograph by Toshiya Fujita

オランダでも指導者として高い評価を受けている藤田俊哉氏。欧州で監督になる、という夢のためにも、ライセンス問題は早期解決を望みたい。

U-23監督のオファーも、ライセンス問題で不可能に。

 今日まで4年間、ライセンス書き換えのスムーズに進まない交渉は続いている。それでも交渉を重ねたことで、オランダリーグのコーチとしてベンチ入りが認められ、ジュピラーリーグ(オランダ2部)ではあるが優勝の喜びも経験し、エールディビジへ昇格を決めることができた。

 VVVフェンロからは、U-23監督のオファーも受けた(残念ながらオランダサッカー協会からライセンスについての許可は降りなかったが)。さらにクラブやマウリス監督のサポートのおかげで、オランダサッカー協会への登録ができた。そしてコーチ協会のメンバーにもなれた。

 しかし「S級」と互換性のある「AFC Pro」ライセンスから「UEFA Pro」への書き換えだけは実現に至っていない。ただ近々、VVVフェンロのサポートで再度交渉することになっており、その際には日本サッカー協会から書面でのサポートも頂いている。

 今回はオランダでの3年半のコーチ実績の証明を加えての交渉となる。1つ下の「UEFA A」ライセンスまではそれぞれの国にジャッジする裁量があるそうだが、「UEFA Pro」ライセンスはUEFA管轄になるそうだ。

 この先どのようなジャッジが下るか全く想像もつかないが、これからもいろんな方法でトライしていきたい。必ず道は開けるはずである。もしそれがなければ、自分達でその道を作るという方法もある。これからも少しずつでも前へ進んでいくつもりだ。

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