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ライゾマ齋藤社長が池田純に語った、
“スポーツとテクノロジー”融合の未来。 

text by

朴鐘泰

朴鐘泰Park Jong Tae

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2017/08/08 17:00

ライゾマ齋藤社長が池田純に語った、“スポーツとテクノロジー”融合の未来。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

「AKBと同じブランディングなんですけどね」

 NSBCでは、地方在住者等向けにライブストリーミング配信も行なっている。そのオンライン受講者も、実際の受講者と同様に質問が可能。今回、オンライン受講者から次のような質問があった。

「スタジアムに来たライトファンが、本当にそのスポーツが好きなコアファンになるようにするには、どうしたらいいと思いますか?」

齋藤「選手と近くなることが一番じゃないでしょうか。スポーツというコンテンツのコアは選手じゃないですか。例えば、試合後とかに選手と接点を持てる機会を設けるとか。ユーザーがそのコンテンツ・コアといかに近くなれるかって、AKBと同じブランディングなんですけどね」

池田「まさに(試合後の)ハイタッチですよ! 選手側のファンへの接し方も重要です。例えばサインするにしても、色紙受け取ったらファンと目も合わさずにササッと書いて色紙返してはダメ。一瞬でいいから、ファンの目を見てニコっとする。絶対不愛想な態度はとらない。こんな些細なことひとつで、ファンの印象はずいぶん変わるものなんです。なぜそうすべきか理由を説明すると選手は理解してくれるものだし、球団側もそういった選手への“教育”をしっかりやるべきだと思います」

スポーツ、テクノロジー、アートが融合する新世界へ。

 講義で齋藤氏は、「なぜスポーツのコンテンツ・コアは選手なのか」を裏付ける作品や映像資料を紹介。

 スポーツとテクノロジー、アート、そしてエンターテインメントと、これらが融合すると、スポーツの可能性は無限に広がっていくことを受講者たちは実感できた。

 次回は8月9日、世界最高峰の国際ラグビーリーグ、スーパーラグビーに参戦する日本チーム「サンウルブズ」の運営母体である一般社団法人ジャパンエスアール会長、上野裕一氏がゲストに登場する。

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