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高校野球地方大会、知られざる逸材!
11球団が集結した好投手の名は……。 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byHideki Sugiyama

posted2017/07/06 07:00

高校野球地方大会、知られざる逸材!11球団が集結した好投手の名は……。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

日大三高の金成麗生。長打のイメージがある同校でも、飛距離では一番と小倉監督が激賞する逸材だ。

日大三・金成は打者以上に投手として評価が高い。

 強打者として注目されている金成麗生(日大三・西東京)は最速150キロのストレートで押すピッチングのほうが評価は高い。野村大樹、清宮幸太郎を擁する早実との直接対決が甲子園への道を決定しそうだが、桜井周斗との左腕二枚看板は全国レベルと言っても過言ではない。前評判なら日大三のほうが高いだろう。

 東北では古屋敷匠真(八戸工大一・青森)が春の青森県大会準々決勝、弘前東戦で4安打、15奪三振、1失点で完投している。スカウトのスピードガンでは自己最速の150キロを計測。甲子園に出場したら大きな話題を集めることは間違いない。

高校生を無視してはダルビッシュのような逸材は……。

 ここまで150キロレベルの本格派を紹介したが、今年は投手より清宮や安田尚憲(三塁手・履正社・大阪)など野手陣のほうが注目度は高い。

 '08年組やその前後の年を見ても高校生は近年、野手のほうがプロ入り後、戦力になっているので、野手中心で指名したほうが得策のようにも思えるが、高校生投手を無視しては東北高時代のダルビッシュ有のような逸材はモノにできない。目の前の利益より、3年後を見る目が今年は重要になる。

 春までに高く評価されていた石川翔(青藍泰斗・栃木)、清水達也(花咲徳栄・埼玉)、徳山壮磨(大阪桐蔭・大阪)、竹田祐(履正社・大阪)、三浦銀二(福岡大大濠・福岡)、川端健斗(秀岳館・熊本)と、前述した森井、岡林、牧、金成、古屋敷のどちらが利益をもたらすか。今年ほどスカウトの眼力が試される年はない。

【次ページ】 柳ヶ浦にいる田中瑛斗には、スカウト11球団が集結。

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