石井和義の名言
空手を世界へ広げていくためには、できるだけ多くの人が納得できる最大公約数のルール、つまりグローブをつけて顔面打撃のありのルールでやるべきじゃないか──そう考えたんです。
石井和義(格闘技)
2017/05/26
グローブ空手など邪道だという批判にもめげず、石井はグローブあり、顔面打撃ありのルールこそが空手の普及の鍵だと考えてきた。1992年に開催した「格闘技オリンピック」の成功を受けて、翌年にはついにK-1グランプリを立ち上げた。「本音としては、やっぱり空手の選手に優勝してほしいってところはあったんですけどね」と言うように、K-1からは佐竹雅昭、アンディ・フグといった空手出身のスター選手が多く生まれたのである。
Number512号(2000/12/14)