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NBAプレイオフベスト8が激アツに!
セルティックス対ウィザーズに大注目。
posted2017/05/01 17:45
text by
長澤壮太郎Sotaro Nagasawa
photograph by
Maddie Meyer/Getty Images
プレイオフ1回戦の試合が5月1日の早朝(日本時間)に全て終わり、カンファレンス・セミファイナルに進出する東西8チームが出揃った。
その中で話題性が高く、最も激しい戦いになると予想されるのが、東の首位ボストン・セルティックスと4位通過のワシントン・ウィザーズのシリーズだ。
対戦の回数こそ少ないが、NBAに現存するチーム間の関係性から言えば、今一番“熱い”のは間違いない。この2チームは、とにかくお互いを嫌っている。
現地の報道でも、「両チームの間にはバッド・ブラッド(悪い血/不仲の意)が流れている」と言われるほど、彼らは感情をむき出しにしてぶつかり合っている。
レギュラーシーズン、両者の対戦は2勝2敗の引き分け。
しかし、1年以上も前からの対戦で衝突を繰り返し、遺恨は深まるばかりである。
骨折、危険行為の退場、口論によるファール……。
発端は、2016年1月16日の対戦でセルティックスのジェー・クラウダーがウィザーズ前HCと試合中に言い合いになり、テクニカルファールをもらった試合に遡る。その試合では、激しい攻防だけでなく、過激な“口撃”も互いに放ちあうまでの事態となった。
その直後1月25日の対戦では、セルティックスのマーカス・スマートの肘がウィザーズのブラッドリー・ビールの鼻を捉え、ビールは鼻の骨折と脳震盪を起こした。
そして、今シーズン11月9日の対戦で、相方ビールがやられたことへの報復だったのか、ウィザーズのジョン・ウォールがスマートに接触し、危険行為で退場。スマートも口論の際の発言でテクニカルファールをもらった。
そして、決定的だったのが今年の1月11日だ。