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五輪マラソンの新選考方法は上々だ。
「大人の事情込み」でほぼ最高の形。 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2017/04/24 08:00

五輪マラソンの新選考方法は上々だ。「大人の事情込み」でほぼ最高の形。<Number Web> photograph by JMPA

リオ五輪の男子マラソンでは、日本人最上位は佐々木悟の16位。トップから5分、入賞からも2分以上離れていた。この差は詰まるのか。

テレビ局は一発選考を主張できない!?

 今回の報道で、大人の事情に踏み込むメディアが少ないのは、自らが利害関係者となっているからに他ならない。一発選考を声高には主張できないのである。

 私も何社かテレビ局に対してコメントしたが、こうした部分はなかなか採用されることはなかった(それでも、担当者が理解してくれればいいと私は思っている)。

 こうした利害関係を踏まえると、2020年に向けた選考方法の改革は、最善に近い「次善の策」として、極めて上々と評価していいと思う。

 あとは、各チーム、それぞれの選手がどれだけ本気でフルマラソンに対して覚悟を決めるかにかかっている。

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