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スペイン代表の黄金時代も今や遠く――。
ロペテギ現監督が考える次世代構想。 

text by

フレデリック・エルメル

フレデリック・エルメルFrederic Hermel

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photograph bySergio enrquez-Nistal/Marca/Iconsport

posted2017/04/06 08:00

スペイン代表の黄金時代も今や遠く――。ロペテギ現監督が考える次世代構想。<Number Web> photograph by Sergio enrquez-Nistal/Marca/Iconsport

指導者としてスペイン代表のユース世代を数年率い、今回のA代表監督就任前はポルトの監督を務めていた。

<リーガの監督たちのクオリティを活用する>

「スペインサッカーは今もとてもいい状態を保ち続け、それは主に監督たちの質の高さによるものといえる。

 それは“ありふれた”チームを指揮する無名の監督たちと、いわゆるビッグクラブのベンチに座る監督の両方のことを指していて、どちらもレベルがとても高いからだ。その質の高さが、選手の育成にも何か本質的な影響を及ぼしている。

 この領域でわれわれは高所に到達したが、栄光に胡坐をかいているわけにはいかない。

 さらに、サッカーにまつわるすべての部門をより現代的に組織化したことが成功へと繋がったとも言える。地域のスカウト網を整備したことで、すべての選手が識別されコントロール下に置かれた。だから高いレベルの若年層のチームの構築が容易になった。

 彼らが来るべき日に、次のロハを担っていくのだから」

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