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ブレーヴス黄金期を作った76歳。
剛腕GMと野球の殿堂。 

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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photograph byGetty Images

posted2016/12/10 07:00

ブレーヴス黄金期を作った76歳。剛腕GMと野球の殿堂。<Number Web> photograph by Getty Images

1990年代から2000年代にかけて黄金期を築いたブレーブス。地区優勝14連覇はシャーホルツ氏の手腕があってこそである。

「強いチームの維持」は、彼のテーマだ。

 シャーホルツは、このあとも「新旧融合」の基本線を崩さない。生え抜きの選手には、ハヴィ・ロペス、チッパー・ジョーンズ、ラファエル・ファーカル、マーカス・ジャイルズ、アンドルー・ジョーンズらがいた。一方、FAやトレードで獲得したのは、グレッグ・マダックス('92年)、フレッド・マグリフ('93年)、ゲイリー・シェフィールド('02年)、マイク・ハンプトン('02年)といったビッグネームだ。

 彼らが噛み合って、ブレーヴスは王朝を築いた。シャーホルツも、手綱をゆるめなかった。

「強いチームの維持」は、彼のテーマだ。ロイヤルズとブレーヴスの両球団で、彼は26年もGMを務めた。ワールドシリーズをア・リーグとナ・リーグで1度ずつ制覇し、リーグのペナントも6回獲得した。堂々たる成績だが、もっと立派なのは、地区優勝16回と、ポストシーズン進出24回という記録ではないか。数字の裏に覗くのは、苛酷な世界を生き抜いてきたプロフェッショナルの横顔だ。

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ジョン・シャーホルツ
アトランタ・ブレーブス

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