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リオ五輪初戦、相手が見えない困難。
手倉森監督は4-3-3を“いつ”使う? 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2016/08/04 11:40

リオ五輪初戦、相手が見えない困難。手倉森監督は4-3-3を“いつ”使う?<Number Web> photograph by AFLO

手倉森監督は、最大の賛辞とともに興梠慎三の招集を発表した。初のメジャー国際大会で、どんな存在感を発揮してくれるだろうか。

銅メダルの1968年も、初戦がナイジェリアだった。

 手倉森監督は4-3-3での戦いをほのめかすが、「4-3-3でスタートする」とは明言していない。興梠を1トップとした4-2-3-1も、実は無理がない。「取らせないで取るコントロール力を発揮する」ためにも、試合中にシステムを変えることは考えられる。

 得点源となるはずだった久保を欠き、ナイジェリアの最新情報も十分に集まっていない。不確定要素を含んだなかで迎えることになったナイジェリア戦を、それでも指揮官は吉兆ととらえる。1968年のメキシコで獲得した銅メダルは、ナイジェリア撃破がスタートだったからだ。

「初戦で勝点3をつかめば、可能性が大きくなる。メダルへのすべて(を懸けた戦い)という覚悟を持って戦う」

 48年ぶり2度目のメダル獲得へ向けた戦いは、日本時間5日午前10時にキックオフされる。

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