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柔道・中村美里が進んだ“回り道”。
ロンドン初戦敗退後の苦難を風格に。 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2016/07/10 08:00

柔道・中村美里が進んだ“回り道”。ロンドン初戦敗退後の苦難を風格に。<Number Web> photograph by AFLO

中村は5月に行なわれたリオの前哨戦、ワールドマスターズでも優勝。好調を維持している。

五輪イヤーに見せつけている圧倒的な強さ。

 復帰後、しばらくは出場する大会で負けることもあったが、落胆する表情を見せはしなかった。

 すると2015年、全日本選抜体重別選手権で3年ぶりに優勝。同年の世界選手権では2011年以来の優勝を遂げ、見事に復活を印象付けたのである。

 オリンピックイヤーとなった今年は、全日本選抜を連覇し、オリンピックの前哨戦とも言われたワールドマスターズでも、1つもポイントを与えずに優勝。ただ勝つのみならず、もともと足技を武器としてきた中村は、かつぎ技を見せるなど多彩な戦い方で、進化した姿を見せた。

 何よりも、落ち着いた佇まいが、成長を物語っていた。

 リオデジャネイロ五輪は、目前に迫っている。

「3度目のオリンピックなので、3度目の正直で、絶対に金メダルを獲りたいと思っています」

 厳しい時間を糧とした中村美里は、柔道人生すべてをかけて、悲願とする大舞台での世界一に挑む。

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