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元韓国代表主将のFC東京ハ・デソン。
ACLでの母国チーム戦にかける思い。
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2016/04/18 17:00
かつてFCソウル主将、韓国代表主将も務めた経験豊富なボランチ、ハ・デソン。
「普段よりも勝ちたい気持ちが大きくなる」
今回、母国チームとの対戦を控えるハ・デソンは淀みなく言い切った。
「韓国のチームと対戦する時、僕は普段よりも勝ちたい気持ちが大きくなりますよ。韓国のメディアやファンだって見てますから。当然、そこでいいプレーをして勝ちたいですよ。この点では自分は経験を持っていると自負しています。北京でプレーしていた時もACLで前所属のソウルと対戦した。今回も同じく所属歴('09年)のある全北と対戦します。2月23日のアウェーゲームは負傷のためにプレーできなかった(1-2で敗戦)。かなり悔しい思いをしていますし、20日の試合では必ず勝利に貢献します」
相手の注目選手を聞くと、「FWイ・ドングッとMFイ・ジェソン」と口にした。イ・ドングッは「ゴールの匂いを嗅ぎ分けられる選手」で、イ・ジェソンは「今、韓国の若手MFでナンバーワンと言える存在。技術がある」という。
「いくら個人がいいプレーをしても、勝たなければなんでもない」とも言い切る。技術は柔軟でも、結果にあくまで直線的にこだわるメンタリティは、やはり韓国的だ。20日はどんなゲームになるだろうか。