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ディーマジェスティが皐月賞制す。
「飛ぶ」ではなく「沈む」ディープ産駒。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2016/04/18 11:30

ディーマジェスティが皐月賞制す。「飛ぶ」ではなく「沈む」ディープ産駒。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

マカヒキよりも少しだけ早かった仕掛けが、直線の短い中山で功を奏したディーマジェスティ。次の決戦は東京だ。

何度やっても、上位の顔ぶれは変わらない強さ。

 ほかの2強――サトノダイヤモンド、リオンディーズと合わせ、3頭とも掲示板に載った。

 10回やれば、同じメンバーでも毎回違う結果が出るのが競馬というものだが、何回やってもこれら3強とエアスピネル、ディーマジェスティは、順番を変えながらも、必ず上位に来るだろう。

 この馬たちの強さは本物だ。

 二ノ宮師も蛯名も、ディーマジェスティは中山より東京のほうが向いているとコメントしている。マカヒキもそうだし、サトノダイヤモンドも、ダービーがピークになるように持っていくと、池江泰寿調教師が早くから話していた。

 この皐月賞で用いられた「近年まれに見るハイレベルな争い」という看板は、ダービーでもそのまま、いや、さらに磨いて掲げることができそうだ。

 ダービーのゲートが開く5月29日が、ますます楽しみになった。

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