星野仙一の名言
カネの競争の挙句、生え抜きの給料トップを抜くような選手を獲得すれば、チーム全体の心のバランスが崩れる。
星野仙一(プロ野球)
1999年オフ、西武の工藤公康はFAを宣言した。けっきょく巨人に移籍することになるが、星野が監督を務めていた中日も獲得に乗り出していた。「もしジャイアンツが工藤獲りに手を挙げなければ、ウチも挙げることはなかった。ウチの問題もあるが、リーグ全体のバランスを考えても阻止しなくちゃならんからね」と星野は明かす。「でも、途中からカネの競争になったとき考えたんだ。オーナーはいくらかかっても獲得すればいいといってくれた」。だが、中日はマネーゲームから降りた。工藤を獲れば戦力はアップするが、生え抜きの選手たちには軋轢が生じるだろう。カネで戦力を買うだけでは、強いチームは作れないのだ。
Number493号(2000/03/23)
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