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51歳、“どうにか”サブスリー達成!
1年で14レースに出た金トレ法を公開。 

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金哲彦

金哲彦Tetsuhiko Kin

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photograph byTetsuhiko Kin

posted2016/02/01 10:30

51歳、“どうにか”サブスリー達成!1年で14レースに出た金トレ法を公開。<Number Web> photograph by Tetsuhiko Kin

タイムは2時間57分16秒。3671人中183位でフィニッシュした。

優勝争いをしていない今は、純粋に自分との闘い。

 実は、9月まではどう走ってもハーフマラソンで1時間29分がやっとだった。その力でサブスリーは絶対に不可能である。

 そこで10月は、キロ4分以下のペースを身につけることに集中した。2キロのペース走、5キロのペース走、坂道ダッシュ、ヒルトレーニングを連続して行い、なんとか11月に間に合ったのだ。

 大田原マラソン当日は、37キロあたりから右の股関節に激しい痛みがでてきた。左のアキレス腱を庇ったつけである。残り5キロは、右脚が前にでないので骨盤の動きだけで走るしかない。骨盤を動かすためだけに懸命に肩甲骨を動かし腕を振った。

 苦しい、痛い、寒い、辛い、でもペースは落とせない。

 ある意味で現役選手時代以上に頑張れたと思う。

 着順や2時間10分台の前半の記録を狙って走っていた20代の現役時代は、先頭集団から離れると、気持ちのうえで少し諦めていたかもしれない。

 しかし、優勝争いをしていない市民ランナーの今は違う。相手との闘いではなく、純粋に自分との闘いなのだ。

 フィニッシュしたあと、同じくサブスリーを達成した市民ランナーが、「やったー!」と叫んでゴールした。

 その人の気持ちがひしひしと伝わってくる。固い握手をし、お互いを讃える。

 その瞬間こそが、記録を狙って走るフルマラソンの偉大なる魅力なのだ。

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