「ファンの方に幸せになってもらうことが、私の任務」

　予想外にもファジャさんから招かれて、取材班も忘年会に出席することになった。近くのホテルで開かれた忘年会には100名ほどの会員が集まり、進行する司会もプロのお笑い芸人が担当する本格的なもの。クイズやくじ引きなどの余興では、イ・ボミが使っていたウェアやパターなどがファンたちにプレゼントされた。

　地元の知人、友人たちに囲まれたイ・ボミは、いつにも増して柔らかい表情でリラックスしているように見える。やっとオフを迎えて昨日帰国したばかりなのに、疲れた顔ひとつ見せない。

「実際にはしんどいなと思うこともありますよ。でも、こうした会に来ると元気をもらえます。ファンクラブの方が私のために応援してくれるので、感動をもらえるんです。毎年、忘年会を開いているのですから、引退するまでは続けますよ。ファンの方たちに幸せになってもらうことが、私の任務ですから」

　日本でも韓国でも、なぜ彼女がここまで愛されるのか。その理由が分かった1日だった。