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武藤嘉紀、ハットトリック達成後――。
「これに一喜一憂せず、チームのために」
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTakuya Sugiyama
posted2015/11/11 16:40
「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
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●今週の目次
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【1】ブンデスリーガ第11節:フランクフルトvs.バイエルン
長谷部誠、王者の連勝記録ストップにも感じた課題。
【2】ブンデスリーガ第11節:ハノーファーvs.ハンブルガーSV(1)
1ゴール1アシストの清武弘嗣「どんなシーンでもPKはオレが……」
【3】ブンデスリーガ第11節:ハノーファーvs.ハンブルガーSV(2)
酒井宏樹「ドルトムントみたいな戦い方はできないので……」
【4】ブンデスリーガ第11節:マインツvs.アウクスブルク
武藤嘉紀、日本人2人目のハットトリックにも一喜一憂せず。
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【4】ブンデスリーガ第11節:マインツvs.アウクスブルク
武藤嘉紀、日本人2人目のハットトリックにも一喜一憂せずに。
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10月31日、マインツは最下位アウクスブルクとのアウェーゲームに挑んだ。左足首を痛めていた武藤は、試合前日に初めてチーム練習に完全合流したばかりだったが、この日もセンターフォワードのポジションでフル出場を果たした。
序盤からアウクスブルクがペースを握り、マインツは防戦一方でほとんどチャンスを作れなかった。それでも、18分、エリア内左サイドで粘ってクロスを送ると、ファーサイドでフリーになっていた武藤が左足で押し込んで、先制を果たす。
その後もアウクスブルクペースは変わらず。しかし、30分だった。エリア内左サイドにいたマリがゴール正面のハイロへパス。ハイロの右足のシュートは当たり損ね、ファーサイドに転がる。これに反応した武藤が右足で蹴り込んで、2-0とした。
42分にPKからフェルゲアにゴールを許し、前半は2-1で折り返す。前半のマインツは3本のシュートで2点を決める効率の良さだった。
後半、追いつ追われつの中、武藤の3点目。
50分、アウクスブルクの左からのクロスにク・ジャチョルが合わせて試合は振り出しに戻る。
マインツは前半よりはボールを敵陣内に運ぶ回数は増えたものの、アウクスブルクのペースは変わらず。
81分、マインツのブンガートのクリアミスをカイウビに拾われ、そこからのスルーパスに反応したボバディージャがゴールを決めて、ついにアウクスブルクが勝ち越す展開となる。
84分にマインツはFWニーダーレヒナーとMFクレメントを同時に投入して、4-1-3-2へ。さらに残り5分を切ると、センターバックまで前線にあげてパワープレーに出る。
後半のロスタイムは3分。そして、ロスタイムに入って3分になろうとしたところで、右からのクロスをペナルティスポット付近でベルが頭ですらすと、ファーサイドにフリーになっていた武藤が落ち着いてボールを右前に落としてから右足を振り抜くと、ディフェンダーに当たってゴール。土壇場のゴールで3-3の同点として、試合は終わった。
試合後の武藤は、日本とドイツあわせて6社のTVの取材を受けてから、ようやくペン記者用の取材エリアにやってきた。