岩渕健輔の名言
4年後の日本大会で私たちが目指すのは、ベスト4以上の成績です。
岩渕健輔(ラグビー)
ラグビー日本代表GMの岩渕は、「語弊を恐れずに言えば、これは日本ラグビー界の『システムの勝利』ではありません」と、イングランドW杯における日本の躍進を手放しで喜んではいない。120日間にも及ぶ長期合宿など、少数精鋭を鍛え上げる「タスクフォース型」の強化モデルは今回のW杯では成功したが、継続性には乏しい。いったんジョーンズHCの方法論は「創造的破壊」をし、スーパーラグビー参戦、トップリーグのレベル向上など、日本ラグビー界全体の底上げを図っていかなければ飛躍的な発展は望めないと語る。そのうえで2019年日本W杯では「ベスト4」を目標に掲げ、「今後は国を挙げた戦いに身を投じなければなりません。日本代表の戦いから、日本ラグビー界全体の総力戦へ」と青写真を描いた。「ベスト4」はたためない大風呂敷か、それとも現実的な目標か。イングランドW杯の成功を見れば、一目瞭然であろう。
Number2015/10/23臨時増刊号(2015/10/16)
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