メルマガNumberダイジェストBACK NUMBER
福西崇史が語る格上相手の戦い方。
'05年コンフェデ杯ブラジル戦を例に――。
text by
福西崇史Takashi Fukunishi
photograph bySports Graphic Number
posted2015/10/02 14:45
「福西崇史の『考えるサッカー』」、配信は毎週月曜日の予定です。
メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」、
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
<目次>
【1】《福西と茂野のキックオフ前? 雑談》(1)
~ アビスパ福岡の前座試合出場、きっかけはS級講習会 ~
【2】《福西と茂野のキックオフ前? 雑談》(2)
~ 未就学児でもサッカーセンスある子、いますよね ~
【3】《サッカーにおける「番狂わせ」のプロセス》Part.2(1)
~ '05年コンフェデ杯、ブラジル戦を振り返る ~
【4】《サッカーにおける「番狂わせ」のプロセス》Part.2(2)
~ 「自分たちの良さを出す」と同時に「相手の良さを消す」 ~
【5】《サッカーにおける「番狂わせ」のプロセス》Part.2(3)
~ マッチアップして凄かったロナウジーニョの「お尻」 ~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
【3】《サッカーにおける「番狂わせ」のプロセス》Part.2(1)
--------------------------------------------------------------------------------------
~ '05年コンフェデ杯、ブラジル戦を振り返る ~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
――さてさて、今回の考えるサッカーですが、前回に続き「番狂わせ」をテーマに話を進めていきましょう。
福西:オッケー。
――ドイツW杯こそ残念な結果に終わってしまいましたが、福西さんが日本代表に名を連ねていたジーコジャパンの時って、強豪国と競った試合が多かったですね。
福西:確かに。本大会前のドイツ戦(△2-2)、アウェーで戦った'04年のイングランド戦(△1-1)とか……でもイングランド戦は最後に出ただけだからなあ。でもベンチから見てても(小野)伸二が奪ったゴールは素晴らしかったよね。サイドから崩して、イングランドの裏をかきつつ、日本の良さが出たゴールだったと思う。
――でも一番の驚きは……。
福西:やっぱり'05年コンフェデのブラジル戦になるんじゃないかな。
――ですね。
'05年コンフェデ杯・ブラジル戦をプレーバック。
<日本代表先発メンバー>
GK 川口能活
DF 田中 誠、宮本恒靖、三都主アレサンドロ、加地 亮
MF 中田英寿、小笠原満男、中村俊輔、福西崇史
FW 玉田圭司、柳沢 敦
<選手交代>
ハーフタイム:小笠原→中田浩二、玉田→大黒将志
73分:柳沢→鈴木隆行
<ブラジル代表先発メンバー>
GK マルコス
DF ルシオ、フアン、レオ、シシーニョ
MF ロナウジーニョ、カカ、ゼ・ロベルト、ジウベルト・シルバ
FW ロビーニョ、アドリアーノ
<選手交代>
62分:アドリアーノ→レナト、カカ→ジュリオ・バティスタ
78分:ゼ・ロベルト→エドゥ