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中邑真輔の戦いが限界を超えている!!
G1クライマックス、レスラー達の矜持。
text by

井上崇宏Takahiro Inoue
photograph byEssei Hara
posted2015/08/10 14:30

復帰直後のG1で、IWGPインターコンチネンタル王者の後藤洋央紀を破った中邑。5月に奪われたベルトのリベンジだけでなく、IWGP王者への挑戦権も見えてきた。
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優勝決定戦の8月16日。全レスラーが生き抜いた姿を!
中邑が立ち去ったあと、しばらくして飯伏幸太が通りかかった。
「あれ? こんなとこでなにしてんですか?」
「なにしてるって、そりゃあ取材で来たんですよ」
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「ああ、ここ試合会場か……。そっかそっか。お疲れ様です」
本当の本当に、この過酷さが観る者に伝わり切れているか。それともレスラーは伝わってほしくないのか。微妙だ。
すべては“いちおうは平気”なのか。
8月16日、すべてのレスラーの生き残った、いや、生き抜いてきた姿が両国で観られますように。
