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スズキが22年ぶりの予選ワンツー!
接戦を生むMotoGPの“ハンデ”制度。 

text by

遠藤智

遠藤智Satoshi Endo

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photograph bySatoshi Endo

posted2015/06/21 10:40

スズキが22年ぶりの予選ワンツー!接戦を生むMotoGPの“ハンデ”制度。<Number Web> photograph by Satoshi Endo

今季一番の成績を見せ、祝福ムードに包まれたスズキチーム。フラットな状況での勝利を彼らも望んでいるはずだ。

それにしても、ルールが分かりにくい。

 それにしても、いまのMotoGPクラスのルールは分かりにくい。この原稿でも簡潔に説明するのに一苦労だ。

「予選で速いのにどうして決勝になると遅いのか?」

 昨年から今年にかけてのドゥカティがそうだったように、今回もスズキのバイクについての疑問の声が多かった。

 それに答えようとすると、またイチから説明が必要になる。見せかけの接戦は本当の速さをわからなくしてしまうし、ルールはひとつがいいと僕は思う。

 来年からは共通ソフトウエアが採用されて、同じ条件で戦われることになる。ただし、ドゥカティやスズキが今年中に勝てばという条件つきだ。

 となれば、彼らに一刻も早く勝ってもらって、来年は同じ条件で戦ってほしいというのが偽らざる僕の願いである。

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