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福西崇史が語る選手の体脂肪率。
「俺の時は10%超えたら罰走だった」
text by
福西崇史Takashi Fukunishi
photograph bySports Graphic Number
posted2015/04/20 16:30
「福西崇史の『考えるサッカー』」、配信は毎週月曜日の予定です。
自分の体脂肪率を知っておく意味とは?
――プロに入った時、自分の身体をガッツリ測定されてどう思いました?
福西:「いや~、さすがだな! これがプロなんだな~」だね(笑)。しっかりした体重管理や施設があるんだから、プロとして最高のパフォーマンスを出さなきゃいけないなと自覚した。
――それって、計測する時期とかって決まってたんですか?
福西:オフ明け、オフ前はもちろんだし、シーズン途中でも大事な時期の時は測っていたなあ。その数値を知ることによって、「コンディショニング調整をこうしていかないといけないな」って考えたり、フィジカルを鍛え直したりしていたからね。計測した体重や体脂肪率のデータをしっかりと書かなきゃいけなかったよ。
――その辺の話を聞くと、さすが身体を資本にしている仕事ですよね。
福西:ちなみにオレらの時代は、体脂肪率が10%超えたら罰走が待ってたんだよ(笑)。
――ええ、10%で罰走だったんですか!? キツいですね~。
福西:10%割るまで、ずーっと走らなきゃいけないのよ。オレは常に一けた台をキープしてたから罰走はなかったけど、ツラそうだったよ。
――そりゃ福西さん、走るのが嫌いだから必死になるわけだ(笑)。
福西:まあその数値は結局、自分のプレーに跳ね返ってくるわけだからね。もしそこでウソの数値を書いたとして、実際のプレーを見れば「ああコイツ、ちゃんと身体絞ってきてないからキレがないな~」って一発で分かっちゃう。もう一度測ってみれば……そういうことだよ、って痛感させられるだけだよ。そういう意味で、身体への意識をちゃんと持っておくために、体重や体脂肪率、筋力量とかは知っておくようにした。
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