松山英樹、勝負を決める108mmBACK NUMBER
マスターズ初日は1アンダー18位発進。
松山英樹が語った唯一の後悔とは?
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byAFLO
posted2015/04/10 11:30
初日を1アンダーの18位で終え、まずは予選突破に向けていいスタートを切った松山英樹。4度目の出場となるマスターズでも、新参者というよりも上位を争う選手に成長した。
初日に残した1つの後悔と、残り54ホール。
「フェアウェイに行くにこしたことはないけど、そんなに捉え続けるのは難しい。今日は上がりのパーパットが入らなかったというだけ。明日から入るようにできたらいい」
100%はあくまでも理想であり、直面する現実は状況次第で千変万化。フェアウェイを外すことはままあるのだから、ティショットのミスは許容もできる。
だが、そこからリカバリーしてパーを拾えるところまで挽回しかけていたのに、17番でも18番でも短いパーパットを沈められなかったこと。それが、マスターズ初日の松山の唯一の「後悔」になった。
けれど、あと3日間チャンスが残されている。あと54ホール、十分なチャンスが残されている。初日の後悔を持ち越さないことが、明日からの松山の「いつも通り」を可能にしてくれる。
「マスターズに出るみんなに優勝のチャンスがある。みんなここで勝つために、しっかり準備して、ここへくる。(自分も)それができるように、明日からもしっかりやりたい。万遍なく練習して、明日からは(パーパットが)入るようにできたらいい」
そう、ここで勝つために――松山は今日の後悔を克服し、明日の2日目に挑む。