サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
福西崇史が見る、UAE戦での課題。
「選手を入れ替える勇気を持てるか」
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byTakuya Sugiyama
posted2015/01/23 11:25
グループリーグ第3戦のヨルダン戦、待望の今大会初ゴールを挙げた香川真司。これからの決勝トーナメントへ向けて、さらなる復調が期待される。
中2日で臨むUAE戦をどう戦えばよいのか。
――香川の復調、そしてチーム全体のグループリーグ3試合は順調そのものでしたが、少し気になるのが決勝トーナメントのスケジュールです。ここまでは中3日の試合間隔でしたが、準々決勝のUAE戦はヨルダン戦から中2日となります。
福西:中2日だと、コンディション調整はやはり厳しくなる。特に疲労は回復しきらないと考えた方がいい。例えばこれが中3日なら試合翌日は体を休ませて、翌日は回復しつつ、次の試合に向けてコンディションを徐々に上げていける。だけど中2日の場合だと、体がリフレッシュしていない中でもコンディションを作って、試合に臨まなきゃいけないからね。日本は中2日だけど、UAEは中3日で臨めるだけに、“1日以上の差”があると思った方がいい。
――そのためには、ここまで出番の少ないメンバーの奮起も求められます。
福西:もちろんだね。それと同時に、出場時間が長くても体力的に余裕がある選手がいるなら、その選手を中心に試合を進めるやり方をしてもいい。そういったところで、ゲームを上手く運んでいけるか。勝利が求められる決勝トーナメントでさらに試されるね。