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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2014年重大ニュース!【サッカー編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKoki Nagahama/JMPA
posted2014/12/30 10:50
ブラジルW杯での結末は残酷なものとなったが、それまでの4年間、ザッケローニ前代表監督によって、日本のサッカーファンにもたらされた幸福な時間を忘れてはならない。
ブラジルでの“惨敗”に何を見出したのか?
●ザックジャパンの4年間を採点する!
http://number.bunshun.jp/articles/-/821188/feedbacks
グループリーグ敗退というブラジルW杯の結果だけを見れば、ザックジャパンの4年間は「失敗」だったといえるかもしれませんが、大切なのはプロセスです。読者の方々はどう評価したのでしょうか? 代表的な声を紹介しましょう。
61~80点。W杯で上位進出を目指してやっていたと思うので、それが達成できなかった分、80点程の採点とします。この4年間の選手の成長は、ジエゴ・コスタほどスーパーではないが、全員がワンランク上に到達したと思う。その成長のすべてが代表のおかげではないが、ザック並びにイタリア人スタッフに依る所が大きいかと。特にボランチから後ろの選手の成長は、アジアカップの時と比べたら見るも歴然。まだまだミスは散見されるものの、伝統的カテナチオのノウハウを吸収したに他ならない。攻撃的な選手は、欧州の実績が大きいので、責任や重圧を背負いすぎていた感がある。それに対処するザックの手腕には疑問。サッカーは相手がいるスポーツ。世界を驚かせる実力を日本が持ってる事に疑い様はないし、今回は相手の対策が上をいったとの見方が賢明か。ベルギーとフランスに勝ったのは偶然ではないし、実力が上がったのは間違いない。(酢酸ナトリウムさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/20150
50点。4年間はW杯の為にあったのは事実。本番での惨敗という結果はマイナス評価をせざるをえない。だが4年間の方向性は正しい。日本人の特性はアジリティだ。これは世界で勝負できる。日本人の特性も性格も踏まえた戦術を整えたことは間違いなくプラス査定。勝率も得点数も、4年間で見れば申し分ない。本田と香川の不振。所属チームの監督が変わり戦術が変わることで、ここ最近は結果を残せなかった。どんなチームでも輝くのが選手の理想だが、本田も香川もそんな超一流の選手ではない。核であった二人の不振がザックのプランを狂わせたと思う。そして彼らにかわる駒がなかった。日本のサッカーはまだまだ人材不足だ。それもW杯の敗因だろう。Jリーグにも良い選手はいるが、監督なら常に世界を相手に戦っている選手を呼びたい。国際大会では何よりも経験が大事だからだ。これからだ。日本サッカーはまだまだ進化できる。(jose-papaさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/20225
W杯の試合内容に対しては厳しい意見がほとんどでしたが、4年間の歩みに関してはポジティブな評価が目立ちました。敗戦から学ぶこともあったということでしょう。