5500kmダイエット挑戦記。BACK NUMBER
ついに始まったオーストラリア横断。
ダイエットより大切な、僕の命。
posted2014/11/28 10:30
text by
横田健太Kenta Yokota
photograph by
Kenta Yokota
10月15日、12時45分成田発の便で日本を旅立った。
出発直前の二日酔いも10時間のフライトで霧散、メルボルン国際空港に到着。連日の壮行会という名の飲み会で疲れていたためよく寝ることができたのだが、いきなりトラブル発生。パースまでの乗り継ぎ便が欠航したのだ。
格安航空ではよくあることだと聞いていたが、理由が「備品の欠落」。まるで小学生が「忘れ物」と言って学校を休むようではないか。3時間遅れで別のフライトに振り替えられ、なんとかパースに到着する。
<10/16 パース到着>
「世界で一番美しい都市」とも言われるパースは、ビルが立ち並ぶ都会だが、街並みもどこか落ち着いている。しばらく散歩をしてからお昼を食べることにしたのだが、ファーストフードやレストランをみて驚いた。あまりにも値段が高すぎるのだ。
ハンバーガーセットが1500円。貧乏旅の自分からしたらかなりの出費。しかも、おいしそうじゃない。1時間歩いても決まらず、結局日本の味にしようと「ペッパーランチ」に入った。
夕方は、コソロボビーチというパースで有名な観光スポットに訪れた。そこで、海の雰囲気に任せフィッシュアンドチップスを購入。海辺に行くと、シーフードが食べたくなるものだ。ここでも「1500円も払ったんだから美味しいにちがいない」と期待していたがあっさり裏切られる。小さい魚のフライが2切れ、そして大量のポテトがこれでもかと紙袋につめこまれていた。
カモメ達が一斉にたかってきたので紙袋で隠すように食べたが、やはり美味しくない。これで15ドルだったら、日本から持ってきたインスタントの材料でパスタを作れば30ドルくらいで売れると思った。
「ペッパーランチ」にフィッシュ&チップス。この自転車旅の目的がダイエットであることを早くも忘れそうだ。