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杖とボールに託した夢。“伝道師”が世界に挑む。
~手足を失ってもサッカーはできる~
posted2014/11/29 10:30
![杖とボールに託した夢。“伝道師”が世界に挑む。~手足を失ってもサッカーはできる~<Number Web> photograph by Moto Yoshimura](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/1500wm/img_c4209113b14a84f1eb2cdfadb71762b7189913.jpg)
アンプティは「肢切断者」の意。エンヒッキは6年かけて、この競技を日本に根づかせた。
text by
![瀬長あすか](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
瀬長あすかAsuka Senaga
photograph by
Moto Yoshimura
杖と杖、体と体がぶつかる激しい削り合いが魅力のアンプティサッカー。その日本代表が、11月30日からメキシコで開催されるワールドカップに出場する。
アンプティサッカーは、事故や病気で手足を失った人のためのサッカーだ。義足や義手は着けない。クラッチと呼ばれる杖を使い、片足切断の選手たちが一本足でボールを巧みに操る。ゴールキーパーは上肢切断の選手が行い、計7人でプレーする。
2年ごとに開催されるワールドカップには今大会で出場3回目になる日本だが、その歴史はまだ浅い。今から4年前に国内初のクラブチームが発足し、その翌年に初めての日本選手権が開かれた。いまでは8チームで約100人がボールを追い、代表を目指す選手も増えてきた。
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