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大阪桐蔭だけじゃない! 近畿は今や“群雄割拠”。
~智弁学園・岡本ら好打者が続々~
posted2014/06/26 10:00
text by
小関順二Junji Koseki
photograph by
NIKKAN SPORTS
'12年に藤浪晋太郎を擁する大阪桐蔭が春夏連覇する以前、近畿勢は宿敵の関東勢に押されていた。'07~'11年の5年間、近畿勢が夏の選手権でベスト4以上に進出したのは'08年の大阪桐蔭(優勝)と'10年の報徳学園(4強)だけなのに対し、関東勢は'08年の横浜(4強)、'10年の成田(4強)、東海大相模(準優勝)、'11年の作新学院(4強)、日大三(優勝)と5校を数える。
それが2年前の大阪桐蔭連覇を経て、'14年春の選抜大会では、龍谷大平安が準々決勝で桐生第一、準決勝で佐野日大という躍進著しい北関東勢を撃破して決勝進出。別ブロックを勝ち抜いた履正社と35年ぶりの近畿決戦が実現された。結果、龍谷大平安が初の優勝を成し遂げたのは周知の通りだ。