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レアルが0-2敗戦もCL準決勝進出。
ポゼッションスタイル、未だ完成せず。 

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豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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posted2014/04/09 11:20

レアルが0-2敗戦もCL準決勝進出。ポゼッションスタイル、未だ完成せず。<Number Web> photograph by Getty Images

ロナウドが出場しなかった2ndレグを0-2で落としたが、初戦の3点のリードで辛くもレアル・マドリーが準決勝へ。厳しいコンディションの中で、リーガ、国王杯、CLの三足の草鞋をはくマドリーの命運は。

リーガの優勝争いが、CLでの足かせになる。

 また、マドリーとドルトムントには明らかにコンディション面で差があった。

 UEFAのリポートによると、両チーム全体の走行距離には約1万mもの差があったという。

 これは置かれている立場の違いでもある。

 マドリーはリーガの優勝争いの真っ只中におり、この三つ巴は最終節まで続くだろう。バルサが相手の国王杯決勝もある。CLを前にセーブする状況にはないのだ。

 国内で激しい争いを繰り広げ消耗し、それがCLに影響を及ぼす――。早々とリーグ優勝をバイエルンに持っていかれたドルトムントとの違いは顕著だった。

 プレミアやリーガのように各クラブ間にある程度の均衡があり、激しい優勝争いが繰り広げられると、3、4月にはコンディションが落ちる時期が必ずやってくる。

 それを考えると、飛び抜けた1チームがリーグを席巻する国、ブンデスリーガのバイエルンやフランスリーグのPSGが、今後はCLの主役になっていくのかもしれない。

 試合後、セルヒオ・ラモスは少し疲れたような表情でこんな話をしている。

「CLでは準決勝に進んだ。今度はリーガだ。アトレティコとバルサとの差を縮めるために勝ち続けないと……。そして、次の水曜には国王杯決勝が待ってる」

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