日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER
“不可解なPK”より大切なこと。
シリア戦、薄氷の勝利の意味。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2011/01/14 12:08
コンディションも上がり、チームの一体感も増してきた。
攻撃面の収穫と、全体的な試合運びの反省。
一つ一つ課題が出てきて、長丁場となる今回の合宿でそれに取り組めるということは悪いことではない。グループリーグ突破のかかるサウジアラビア戦では、このシリア戦からまたステップアップした姿を見せてくれるはずだ。
ザッケローニは会見の最後をこう締めくくっている。
「日本には可能性を感じている。アジアカップでできるだけ多くの試合をして成長していきたいと思っている」
コンディションも徐々に上がってきた。そして川島の退場・PKの場面ではベンチまで抗議に加わるなど、チームの一体感も増している。
日本にとって弾みのつく、大きな意味を持つ勝利であったことは間違いない。