フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
浅田真央が総合6位にまで挽回!
キム・ヨナ連覇ならず、ソトニコワが金。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byNaoya Sanuki/JMPA
posted2014/02/21 11:50
フリーの演技後、浅田は一度泣き崩れそうになったが、グッとこらえて笑顔を観客に向けた。
総合6位まで上がった浅田真央。
結局、浅田真央は、SP16位から総合6位まで上がった。SPで普段のような点を出していたなら、表彰台に到達していただろうと思うと残念だ。だが本人はすっきりした表情でこう語った。
「私が目指してきたのは、昨日のような演技ではなくて、今日のような演技。でもこれも自分なんだなと受け止めています」
穏やかな笑顔を見せた鈴木、リベンジを誓った村上。
鈴木明子は転倒があったが、伸びやかに最後まで滑りきり、この上もなく優しげな満足そうな表情で演技を終えた。靴擦れをこじらせて、ずっとあった痛みが、今日の演技前にはなくなっていたのだという。「神様、ありがとうと思いながら滑りました」と涙ぐんだ。
フリー、総合ともに8位だった。
村上佳菜子は前半でジャンプミスが出たものの、後半で盛り返してSP15位から総合12位まで上がった。それでも「自分では望んでいた演技ができなかった」と悔しさを口にし、初体験の五輪を学びの体験としてリベンジを誓った。