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五輪までの2カ月間。
~GPでの成績と、メダルの相関性~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byMami Yamada
posted2014/02/04 06:15
今季で引退の意向を示している浅田真央。2度目にして最後となる五輪で、表彰台の頂点に立つことはできるだろうか。
ソチ五輪に挑む日本のフィギュアスケート男女6人のシングル代表は、総合的に見て史上最高のレベルにあることは間違いない。バンクーバー五輪の時もレベルは高かったが、今回は、いわゆる三番手で選ばれた選手が男子は高橋大輔、女子は村上佳菜子だった。高橋は'13年11月のNHK杯で、今季世界3番目のハイスコア、268.31を出して優勝している。村上も国内大会とはいえ、重圧のかかる全日本選手権で大台の200点越え(202.52)。そして年が明けて1月に行われた四大陸選手権では、国際大会で自己最高となる196.91を出して優勝した。こういうレベルの選手が、代表選考では三番手だったのである。そんな国はほかにない。