羽生結弦の名言
今は被災者代表といわれることは、どっちかっていうとうれしいです。羽生結弦という名前から震災を連想していただければ、震災のことが忘れられないし、ここまで頑張ってきてよかった、自分が生きている意味もあるんじゃないかって思っています。
羽生結弦(フィギュアスケート)
2013/11/08
宮城県出身の羽生は、拠点である仙台のリンクでの練習中、東日本大震災に罹災した。「夏の終わり、シーズン開幕が近づいてきた頃は、正直嫌でした。被災者代表のスケーターじゃなく、一スケーターとして見てもらいたかった」と思っていたというが、それもいつしか自分の中で消化できるようになったと語る。「支えてくれる人たちがいたから自分は伝えようとしているんだ、自分は支える側じゃなくて、支えられている側なんだな、と思ったんです」
Number803号(2012/05/10)