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レッドブルが鈴鹿で歴史を作る!?
大混戦の日本GP、見所を一気紹介。
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byHiroshi Kaneko
posted2010/10/07 10:30
歴代最速マシンの多くがニューウェイの手によるもの。
じつは冒頭で記したタイトル決定戦となった過去の日本GPで、優勝争いを演じていたマシンの多くを手がけていた人物こそ、このニューウェイだった。
'91年のウイリアムズFW14、'96年のウイリアムズFW18、'98年のマクラーレンMP4-13、'99年のマクラーレンMP4-14、2000年のマクラーレンMP4-15、そして2003年のマクラーレンMP4-17Dはいずれもニューウェイが製作の指揮を執ったマシンである。
タイトル争いはしていないが、マクラーレン・ホンダが16戦15勝を達成した'88年の日本GPで、タイトル争いを演じていたマクラーレン勢2台を出し抜いて一時トップにまで立ったノンターボマシンであるマーチ881をデザインしたのも、誰あろうニューウェイだった。
22回目の日本GPを迎えようとしている今年の鈴鹿。ニューウェイが送り込むレッドブルRB6が、新しい風を巻き起こすかもしれない。