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ドルトムントは“奇跡”を許さない!
鍵は攻め急ぐレアルの裏のスペース。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byBongarts/Getty Images
posted2013/04/30 13:10
CL準決勝、レアル・マドリーとの2ndレグ前日会見に臨むドルトムントのクロップ監督(左)とMFギュンドガン。16年ぶりの決勝進出がかかる一戦を前に、リラックスした表情を見せていた。
「試合は歴史的なものになる」(クロップ監督)
先週土曜日(4月27日)のブンデスリーガ第31節、デュッセルドルフとの試合では、レアルとの準決勝1stレグの先発メンバーから、フンメルスをのぞく10人を入れ替えて臨んだ。主力選手たちの休養も十分だ。
準決勝1stレグでロナウドとマッチアップしていた右サイドバックのピシュチェクも、試合前日となる月曜日にようやくチームと同じメニューをこなしたという。
試合前日の記者会見の席で、クロップ監督はこう語った。
「いずれにせよ、明日の試合は歴史的なものになるだろうね。(当初は優勝候補ではなかった)我々が決勝に進めば歴史的なことだ。逆に、レアルが(3点差をひっくり返して)決勝に進んでも、そうだね。ドルトムントに関わる人すべてが、ドルトムントが決勝へと進む姿を見たいと願っているんだ」
ドルトムントの選手たちは、これまで手にしてきた自信を胸に、さらなる歴史を作るつもりでいる。